ストレスやイライラに対するアロマの有用性とは?

 不安やイライラなど、ストレスフルな日々が続いていますね。

 ストレス緩和に対するアロマテラピーの有用性は、広く知られていますが、それらの情報に必ずしも科学的根拠(エビデンス)があるとは限りません。

 そこで今回は、改めて知っておきたい、ストレスとアロマテラピーに関する研究結果をまとめて紹介します。

 なお、当サロンでは施術中にアロマの香りを嗅ぐことも体験できます。

 

1 ストレス

 ローズ精油の香りを嗅ぐことでストレスが緩和され、ストレスによる皮膚のバリア機能の低下も防ぐことが報告されています。

 

2 気持ちの落ち込み

 ベルガモット精油の芳香浴により、香なしの場合と比較して、活気の増加、精神的疲労の低下などが見られたことが報告されています。

 

3 イライラ

 夜勤看護師を対象に心理的ストレス軽減効果を確認した実験によると、ヒノキ精油の芳香浴を行った日は「心理的ストレス」や「怒り」の指標が上昇しにくいという結果が報告されています。

 

4 疲労感

 パーソナルコンピューター(PC)作業を行った際の心身の疲労に対する精油の香りの影響を調べた実験で、特にペパーミント精油に疲労軽減効果があることが示唆されました。

(出典:日本アロマ環境協会「AEAJ No.96 2020 Summer」)